宮崎ゆかりのアスリートにスペシャルインタビュー
開催決定イベントで軽快なトークを繰り広げた お二人にインタビュー
松田 丈志(まつだ たけし)
オリンピアンとの出会いを
次の世代に提供できればと
思って活動しています
宮崎県延岡市出身。
アテネ大会からオリンピックに4大会連続
出場し、4つのメダルを獲得。ロンドン大
会では競泳日本代表チームのキャプテンを
務める。リオ大会では日本競泳界で最年長 出場・メダル獲得の記録を作る。現在はス ポーツの普及・発展のために様々な分野で 活動中。
【主な戦績】
2004年 アテネオリンピック
「400m自由形」8位
2008年 北京オリンピック
「200mバタフライ」銅メダル
2012年 ロンドンオリンピック
「400mメドレーリレー」銀メダル
2016年 リオオリンピック
「800mフリーリレー」銀メダル
水泳との出会いとオリンピックへの道
僕が水泳を始めたのは4歳の時です。姉の影響で始めて、家から15分くらいのところにあるビニールハウスのプールで練習していました。水はもともと好きでしたね。
オリンピックを目指すようになったのは8歳の時です。きっかけは、1992年のバルセロナ五輪。岩崎恭子選手が14歳で金メダルを取ったのが、すごく印象に残っています。また、地元延岡の宗兄弟(旭化成陸上競技部) がマラソンで活躍されていたり、久世由美子コーチの教え子もオリンピックに出場していたり、オリンピックをすごく身近に感じていたんです。
メダリストとしての経験と価値観
獲得した4つのメダルの中で、特に思い入れがあるのはリレーのメダルですね。4人で戦って、一緒に獲得したメダルには特別な絆があります。記録が伸び悩む時期も当然ありましたけど、それは、成長過程での「踊り場」だと思うんです。そういう時は、何かを変えるチャンスだと考えて、新しい視点や方法を取り入れて乗り越えてきました。
今は、自分が子どもの頃に経験したような、オリンピアンとの出会いを次の世代に提供できればと思い、活動しています。
現在の活動と次世代へつなぐ想い
今は、スポーツジャーナリストとして活動しながら、アスリートにとって重要な、運動・食事・休養(睡眠)の3つの中から、特に食事の大切さを伝える活動に力を入れています。
また、競泳選手時代の自己ベスト更新の経験を活かして「自分超え」というテーマで講演を行い、新しい目標にチャレンジし続けることの大切さを伝えています。
宮崎での国スポ・障スポに向けて
水泳界への恩返しとして、若手選手の指導や宮崎での水泳合宿指導もやっています。
新しくできたプールを一時的なものにせず、県民の健康維持や競技力向上に長く使っていける仕組みを作りたいですね。
Q.宮崎の好きな食べ物は?
チキン南蛮。宮崎に帰ってくると、地元のチキン南蛮を食べるのが楽しみの一つです。
中野 大輔(なかの だいすけ)
「やればできる」って
実感してもらえれば、
自信にもつながります
新潟県新潟市出身。
2004年のアテネ大会で唯一の大学生選手として出場し、団体で金メダルを獲得。2023年4月に「宮崎から世界へ羽ばたく子どもたちの架け橋になりたい」「幼少期に運動の楽しさを知り、小さな達成感を積み重ねていってほしい」という中野さんの想いから「ナカノ体操教室」を開校して宮崎で活動中。
【主な戦績】
2000年 インターハイ種目別ゆか、
鞍馬、鉄棒優勝
2003年 ユニバーシアード
団体総合銅メダル
2004年 アテネオリンピック
団体総合金メダル
2005年 中日カップ平行棒優勝
体操との出会い
体操を始めたのは6歳の時です。実は最初、スイミングに通っていたんですけど、水が怖くて。それで、姉が通っていた体操教室に行くようになりました。まるで遊園地みたいに楽しかったのを覚えています。
高校・大学では、体操を辞めたいと思う時期もありました。母親に泣きながら、「辞めたい」と電話したところ、母は「全然辞めていいよ。 自分で考えて決めなさい。」と言ってくれて。そう言ってもらえたことがきっかけで、かえって真剣に考えることができて、体操を続けることができました。
指導で大切にしていること
プラスの言葉がけと、他の子と比べないことを大切にしています。
まずは、子どもたちにも運動を好きになってもらいたい。「やればできる」と実感してもらえれば、自信にもつながりますからね。「好きこそ物の上手なれ」です。
宮崎での新しい挑戦
東京で10年以上指導してから宮崎に来ましたが、子どもたちの素直さは東京も宮崎も変わらないですね。でも、僕自身が宮崎の環境で穏やかになれた気がします。
将来は、屋外で体操教室とフリースクールをやりたいんです。食育にも興味があり、子どもたちに食と体操を通じて地球の循環を伝えたいと思っています。
宮崎の、海も山も川もある環境を活かしたいんです。
宮崎での国スポ・障スポへ向けて
宮崎の魅力はやっぱり、自然の豊かさと気候の良さ、それと適度に人が少ないところです。特に、山や渓谷がいい。
国スポ・障スポの開催は、こうした宮崎の魅力を伝える良いチャンスだと思います。スポーツをするには本当にいい土地なんです。
体操教室も引き続き生徒を募集していますし、これからも地域に根付いた活動を続けていきたいですね。
Q.宮崎の好きな場所は?
温泉巡りが好きで、えびの・小林の温泉はほとんど行きました。時間があれば行きたくなりますね。